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概要

吉富町町勢要覧

潤宝 恵まれた放生会乾衣祭 地域の伝統的な神事は先人たちが営んだ生活や文化をものがたる足跡そのものです。本町にも宇佐神宮を起源とする「放生会」や放生会で奉納される「細男舞・神相撲」、また、それらを執り行う八幡古表神社が鎮座し、有形・無形の多くの文化財を大切に守り続けています。文化財は人々の暮らしと共に歴史を刻み、今に守られ、次代へ伝えるべき本町の重要な財産です。町指定 民俗文化財 無形/4年に1度8月上旬 奈良時代に始まる宇佐放生会を起源とする古い神事で、中世以降から古表社(現・八幡古表神社)が独自で執り行うようになったとされています。かつては何艘もの船で船団を組み、海上で傀儡子舞の奉納や魚介類の放生儀式などを行っていました。現在も4年に1度、海岸での儀式とあわせて八幡古表神社境内での「細男舞・神相撲」「神楽」などが奉納されます。民俗文化財 無形/毎年8月6日・7日 八幡古表神社で執り行われる神事「細男舞・神相撲」の御神像に着せる着物・神衣を年に1度虫干しする行事です。神衣は氏子崇敬者が祈願や感謝の気持ちを込めて奉納するもので、現在も新しい神衣が納められる一方、黒田家をはじめ中津藩の歴代藩主が奉納された古いものも残っています。約1000枚の神衣が社殿に並ぶ様子は神秘的であり2日間は多くの人出でにぎわいます。2016 吉富町 町勢要覧(ほうじょうえ)(おいろかし)吉富の在第2章 「潤 誇」14