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概要

吉富町町勢要覧

周防灘 瀬戸内海南西端に位置する周防灘は、福岡県・山口県・大分県にまたがる瀬戸内海でも有数の広さを誇る灘です。穏やかな潮流のもと好漁場としても知られ、底引き網漁業や遠浅の沿岸を利用したアサリ採貝、青海苔の採取などが行われています。奈良時代に始まった宇佐放生会を起源とする「放生会」では、舞と神相撲と合わせて魚介類を放す儀式があり、古代から人々が豊かな海の恩恵にあずかっていたことがうかがわれます。山国川 本町(福岡県)と大分県の県境付近を流れる一級河川・山国川。福岡県南東部に位置する英彦山付近を源流とし、上・中流域で景勝地・耶馬渓を形成、豊前平野に流下して二手に分かれ、本町に沿って周防灘に注いでいます。古代には御木川(みけがわ)と呼ばれ、その後も時代や地域ごとに俗称されていましたが、1875(明治8)年に山国川の名称が確定しました。明治時代まで舟渡しで渡っていましたが、現在は山国橋と山国大橋、JR日豊本線の山国橋梁が架かっています。佐井川 本町西部を流れる佐井川は耶馬日田英彦山国定公園内に源を発し、山国川と並行するように本町を下り、周防灘に続いています。橋がなかった時代、舟で渡っていた山国川に対し、佐井川は浅瀬を歩いて渡っていたという記録が残っており比較的緩やかな川だったようです。現在、下流地区は環境に配慮した水辺環境が整備されており、川沿いを散歩する人や夏場は水遊びをする親子連れの姿も見られます。山々を望む 周防灘を背にして目線を上にむけると、八面山や雁股山などの山々を望むことができます。冬には雪景色が確認できることもあり、山が存在しない本町に居ながら、その雄大な姿を楽しめます。2016 吉富町 町勢要覧small, but comfortable吉富漁港青海苔の天日干し雪の雁股山八面山はちめんざん かりまたやま21