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信仰と祭祀

一般的に呪術的な性格をもつ縄文時代の遺物として、土偶・石棒などがあげられます。土偶は、当時の服装やヘアスタイルなどを知る手がかりになります。南九州や関東地方では早期に出現し、北部九州では後期前半から晩期前半にかけてみられます。写実的でグラマーなものもあれば、抽象的で装飾性に乏しいものもありますが、妊婦の姿をしたものが大半です。故意に壊されて全体の形を残したものはないので、妊婦の姿を生産の象徴としてつくり、破片を分散させてばらまくことによって、豊作を祈願したものと推定されます。

石棒は、男性器を象徴していて、東日本での例には極めて写実的なものもあり、これも豊作祈願に関係するものでしょう。食物資源が枯れてなくなりそうになった頃、盛んに用いられたと想像されます。

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