(かみ)さまがすもうをとるまち

細男舞 神相撲

いろいろな神さまが()ったり、すもうをとったりする「細男舞 神相撲(くわしおのまい かみずもう)」は、4年に一度おこなわれます。
細男舞 神相撲(くわしおのまい かみずもう)」は、八幡古表神社(はちまんこひょうじんじゃ)の「放生会(ほうじょうえ)」という神事(しんじ)にあわせておこなわれます。(まい)いと歌、勝ち抜きずもう、飛びかかりずもう、押しあいずもう、舞い、という順番(じゅんばん)で、約1時間半にわたっておこなわれ、吉富町(よしとみまち)を代表する行事(ぎょうじ)となっています。
細男舞 神相撲(くわしおのまい かみずもう)」の始まりは鎌倉時代(かまくらじだい)ですが、この貴重(きちょう)文化財(ぶんかざい)をつたえつづけるために「細男舞 神相撲保存会(くわしおのまい かみずもうほぞんかい)」により伝承活動(でんしょうかつどう)がおこなわれています。

解説

八幡古表神社

放生会

細男舞神相撲

 

● いろいろな(かみ)さま

傀儡子

細男舞 神相撲(くわしおのまい かみずもう)」のときに、舞ったり、すもうをとったりする人形を「傀儡子(くぐつ)」といいます。八幡古表神社(はちまんこひょうじんじゃ)の「傀儡子(くぐつ)」はぜんぶで47体あり、大きな「祇園大神(ぎおんのおおかみ)」は約60センチメートルあります。小さな「住吉大神(すみよしのおおかみ)」は約30センチメートルですが、すもうをとればいちばん強い神さまです。これらの「傀儡子(くぐつ)」の多くは鎌倉時代(かまくらじだい)につくられたもので、「国指定重要文化財(くにしていじゅうようぶんかざい)」としてたいせつに保存されている貴重なものです。 八幡古表神社(はちまんこひょうじんじゃ)には「傀儡子(くぐつ)」の他にも、神社にまつられている神さまである、神功皇后(じんぐうこうごう)の像と虚空津姫命(そらつひめのみこと)の像があり、これらの像も4年に一度の「細男舞 神相撲(くわしおのまい かみずもう)」のときだけ、姿をみることができます。

木造女神騎牛像 木造虚空津姫命立像 解説

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