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吉富町ハラスメント事案に対する議長コメント

2025年02月27日 更新

令和7年2月27日に招集された令和7年第1回議会定例会の冒頭、先の「吉富町ハラスメント事案」に対するコメントとして、山本定生議長が次のことを述べました。

【以下、コメントの原文】
皆様ご存じのとおり、先日、「吉富町ハラスメント事案」に対する第三者調査委員会の報告書が提出され、調査委員会と町長による記者会見が開かれました。
報告書の中では、「町長の言動と当該職員の自殺行為とは相当因果関係は認められない」とのことでありましたが、一部、町長のパワハラが認定されたこと。また、「町長が個々の職員を叱責する際に、職員の人格や私的な事柄にまで批判が及ぶ等の報告が複数あり、パワハラに当たる可能性が極めて高い」との指摘を、議会としても大変重く受け止めています。
職場環境の改善は、職員のやる気や意欲を高め、ひいては住民サービスの向上、町の発展につながるものと考えます。町長には、組織のトップとして、その一挙手一投足、すべての言動が大きな影響力を持ち、また、責任が伴うことを改めて認識していただき、ハラスメントのない職場づくり、健全な組織運営に、最大限の努力をしていただくことを強く求めます。
「職場環境の改善に向けた委員会を設置する」という話も聞いていますが、今回の調査によって明らかとなった事実だけでなく、まだ表面化していない職員の精神的な不安や悩み、さらには、潜在的なハラスメントの可能性も排除せず、実態把握から原因究明、課題解決、再発防止、評価点検に至る包括的な議論がなされ、確実性・実効性のある改善につながることを期待します。
人が、自ら命を絶とうするようなことは決してあってはならない。今回の件を、「調査報告をもって終わり」とせず、町長、執行部をはじめ、役場全職員、そして私たち議員全員が自分事として捉え、様々な立場に立ってみて「どうすべきだったのか」「これからどうしていくのか」を考える機会にしなければならない。そう痛切に感じています。
当該職員が一日も早く回復、復帰されることを心から願います。

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