小学校・中学校の先生と研修会（脱炭素教育）を実施しました。

令和３年１０月、森林面積０の九州一小さな町“吉富町”は、脱炭素日本一を推進する町を目標に掲げ、初期投資０による太陽光パネルの設置事業や太陽光やＥＶ、省エネ給湯器などに対する補助金を出す「エコまちプロジェクト」などの事業を始めました。
この目標を達成するためには、未来を担う子どもたちへの教育が不可欠だということで、令和４年８月２５日、吉富小学校、吉富中学校の先生全員に向けた研修会を開催し、「生徒への脱炭素教育の進め方」について議論していただきました。
研修では脱炭素に関する知識の整理や、子どもたちが自分事として脱炭素の問題にかかわることができるための研修手法の確認を行いました。
研修の終わりに、小中学校の校長先生からは、「研修で学んだ知識や手法を今後の授業で活用していきたい」、「分かりやすい目標設定が多くの方を巻き込み実現につながる。吉富町も豊かな海を取り戻すための攻めの政策が必要だ。」といった力強いコメントをいただきました。
受講していただいた先生方には、今後の授業の中で脱炭素に関する教育を充実させていただき、しっかりと教育を受けた子どもたちが環境問題を自分のこととして捉え、家庭に持ち帰り、家族に伝えることで、吉富町全体の脱炭素に対する意識の底上げにつながれば幸いです。
今後、町民の皆さんに向けた研修会も開催する予定です。１０年後、２０年後、そして１００年後の孫、ひ孫の世代に何が残せるかを大人と子どもが一緒に考える機会を設けます。
吉富町の皆さんがともに環境問題に向き合い、“地球にやさしい町”になれるよう引き続き取り組みを進めてまいります。