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小笠原長次公第359回忌墓前祭に参列いたしました

2024年06月05日 更新

 5月29日(水曜日)、天仲寺山から望む山々の新緑が気持ち良いこの日、吉富歴史文化の会主催の小笠原長次公第三五九回忌墓前祭が厳かに献茶や献吟とともに執り行われ、私も参列させていただきました。
 江戸時代、吉富町や中津市一帯を治めた小笠原長次公は、善政を敷いたことから家臣や領民から名君と慕われた藩主でした。その亡骸は、甲冑をまとい座した姿にて天仲寺山頂に手厚く葬られ、現在でも領内を見守り続けています。
 私は、この墓前祭で改めて、名君長次公の周りには、今もなお人の輪ができていると強く感じました。長次公の偉功の継承のために発足され46年活動なさっている吉富歴史文化の会の皆様、昼でも暗かった長次公の墓所であるこの山が御山(みやま)を大切にしたいと立ち上がり、山の竹を切り、除草し、花を植え、手作り看板を設置され、居心地良く整備なさっている地元有志による地域おこしグループ「御山会」の皆様、そして、中津藩主の墓前祭である事から一昨年から中津市の奥塚正典市長をはじめ行政や地域の方々が多数参列されておりまして、現代に長次公よる新たな輪が生まれ結ばれたと感じました。
 吉富歴史文化の会のみでの墓前祭の継承が難しくなってきておりますが、今も座して我々を見守ってくださっている長次公の歴史とロマンを、もっともっといろいろな方に知っていただき末永く継承するために、新たに生まれた皆様との輪であります、吉富歴史文化の会と中津市と吉富町で力を合わせて、新たな保存・継承の場も検討していきたいとごあいさつをさせていただきました。
 来年は360回忌の節目を迎えます。脈々と続く小笠原長次公への思いをさらに強くし、町の誇りである歴史と文化を大切にするとともに、これからも吉富町と中津市で手を携え、共に歩み、地域のために絆を深めてまいります。

町長あいさつ

中津市長と焼香

集合写真

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