町制施行80周年町長メッセージ

吉富町は、昭和17年5月19日に町制を施行してから、
今年で80周年の節目の年を迎えました。

この80年間は、社会・経済各般にわたって変化の激しい時代ではありましたが、先輩諸氏のたゆまぬご努力と関係各位のご指導・ご支援のおかげで、町政は発展の一途をたどり、町民の皆さまが住みやすく、安心して生活が送れる様に、福祉、教育、インフラ環境の整備等を進めることができました。

そして今、少子高齢化による人口減少、地球温暖化による環境問題、新型コロナウイルスの影響による景気低迷等、地域を取り巻く社会情勢は厳しくなり、今後、地方自治体はこれらの課題に積極的に取組み、未来あるまちづくりを進めるとともに、先人たちが築き上げてきた歴史・文化に敬意を表し、しっかりと継承することで、誇りあるふるさとへと発展させていかなければなりません。
こうした中、昨年は、新型コロナウイルスのワクチン集団接種を近隣でもいち早く実施した取り組みや、電力の地産地消による、「脱炭素日本一のまち」の取り組み、山国川緑地に憩いの場を整備するかわまちづくり事業の推進など、町民の笑顔や子ども達の未来に繋がるまちづくりをすすめているところです。

このたび、町制施行80周年を迎えるにあたって、『ちょうどいいまち 吉富町～ひともゲンキ！まちも元気！～』をテーマに、多くの人に「吉富町の魅力」を感じてもらい、町のコンパクトさを活かした便利で効率的なエコタウンの更なる推進を目指しています。そして、将来の明るいまちづくりのために、全町をあげて祝うとともに、この町を愛する心をさらに深める機会として、町制施行80周年記念事業を実施します。
九州一小さなまちに豊かな自然と人々が調和し、子供たちの笑い声が響き渡る。そんな未来への希望あふれる吉富町を、町民の皆さま一人ひとりと手を携え、築き上げていきたいと考えております。

これからも、「まちづくりは人づくり」を合言葉に、皆さまの声が届くまちに向かって、力強く歩を進め、魅力あるまちづくりに取り組んでまいりますので、ご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

令和4年1月
花畑 明