食事のとり方や、栄養の知識だけでなく、食を通して生きる力を育むことです。
誰かのために食事をつくって、みんなで一緒に食卓を囲む、という日々の繰り返しの中で心の絆が生まれ、子どもの心を安定させ、成長していくのです。
また、人としてのマナーや文化を身につけ、考える力も育んでいきます。
継続して習慣にすることはなにより重要なことです。
「もぐもぐ・かみかみ・おいしい」を覚える。
みんなでご飯を食べることが楽しいと思うことが大切です。
無理にスプーンやフォークを使うのではなく、手づかみで食べて大丈夫です。
子どもの「食べたい!」という意欲を育てる時期。
1日3回の食事のリズムを覚えましょう。
スプーンやフォークが上手に使えるようになると、食事が楽しくなってきます。
上手にスプーンやフォークが使えた時は、しっかりと褒めてあげてくださいね。
いろいろな食材の味覚の幅を広げる時期。
旬の食材を取り入れて、いろいろな味や食材・食品の経験をさせてあげましょう。
また、お友達と一緒にごはんを食べることで、食わず嫌いのものがあっても、「お友だちもたべているから自分も食べてみよう!」と気持ちの変化に繋がることもあります。
食事のマナーを覚える時期。
お箸の使い方や基本的な食事の習慣・態度などを、毎日の食卓で、ゆっくり地道に育てていきましょう。
幼少期の味の経験は、大人になった時の食習慣に大きく影響するものです。
濃い味付けを好むようになると、生活習慣病などの病気につながりますので、早いうちから食育を意識して、家庭で取り組んでみましょう。
平成17年に、農林水産部、保健医療介護部、教育庁が連携して、「ふくおかの食と農推進会議」を設置し、食育・地産地消に係る施策を総合的に推進しています。
その結果、早寝早起き朝ごはん運動の実施や、学校給食への県産農産物の導入割合が増加するなど、食育・地産地消の取組は着実に前進しています。