八幡古表神社(八幡古表神社の狛犬)
神々の大相撲が繰り広げられる八幡古表神社
1400年前の古き時代から続く吉富町の聖域
八幡古表神社
「神様が相撲をとる町」として有名な吉富町で、最も有名な場所がこの「八幡古表神社」。
「神様が相撲をとる」とは、4年に1度の8月、放生会(ほうじょうえ)で奉納される「細男舞(くわしおのまい)・神相撲」のことで、その舞台となるのが、1400年もの歴史を誇る古き八幡古表神社です。
八幡古表神社は国指定重要有形民俗文化財にも指定されいます。
また、毎年8月には細男舞の御神像に着せる着物を土用干しする「乾衣祭(おいろかし)」も行われ、境内全体が最も賑わいを見せます。
境内には、入母屋造りで千鳥破風をあしらった拝殿、三間社流造りの本殿、神舞殿が鎮座しており、広い神苑に囲まれて、堂々たる容姿を醸し出しています。
八幡古表神社の狛犬
有形文化財 建造物
小犬丸 八幡古表神社
200年前から神社を守る、キリッとしたイケメン?狛犬
像高80センチメートル、頭や体の大きさなど、均整のとれた正しい形態の狛犬で、美術的にも優れた作品です。キリッとしてちょっと会ってみたいですね!
仁王や狛犬は、口を開いた阿形(あぎょう)と口を閉じた吽形(うんぎょう)がみられます。
密教では、万物の初めと終わりを意味するそうですが、高麗犬(こまいぬ)は魔除けの意味から神前、神域の守護を意味するようになりました。
昭和61年、本殿の側にあったものに拝所前に移しました。
台座には「願主萬屋中(よろずやちゅう)」「文化十癸酉六月吉日」(1813)と記されています。
今も昔も八幡古表神社の神様をずっと守り続け、たたずんでいます。
2016.04.01