壷神社・献水神事(水占い)
五穀豊穣を願うワイルドな祈り
その魔訶不思議な由来とは…?
土屋 壷神社
町指定 民俗文化財 無形
昭和60年4月1日
毎年10月14日に行われる壷神社の秋祭り神事。
地元土屋区の氏子の中から選ばれた若者が褌(ふんどし)一つで佐井川から手桶に水を汲んで持ち帰り、その浄水を神主が神霊の宿る壷に献水し、神壷に納まった水の量によって翌年の五穀成就・作物の育成に必要な降水の過不足を占う神事です。
この神事は、弘安4(1281)年、空から天降った明星の神を土屋三郎右衛門という人が発見し、川の中に飛び込み、壷にすくい上げ、壷大明神としてたたえてから現在まで続いています。
吉富の人々の五穀豊穣を願う強い気持ちが、この神事に表れているのですね。
2016.04.01