皇后石
イボが落ちる?吉富町の不思議な神様
太古の昔の巨石信仰
皇后石
町指定 史跡 平成4年11月16日
皇后石と呼ばれるこの石は、八幡古表神社にある江戸時代の古地図に、海岸の小高い丘の上の巨石として描かれ、周辺からも弥生式土器など多数の遺物が発見されています。
遺物の中には神をまつるための 祭祀( さいし) 土器も含まれており、 巨石信仰 (きょせきしんこう) の一つであり、海の神を祀る祭祀跡であったと思われます。
また、巨石はかつて周辺の人々から「鬼の臼」とも呼ばれ、上部にある穴に溜まった水を付けるとイボが落ちるという信仰もあり、「イボ神様」とも呼ばれています。
2016.04.01